デジタル工場化の鍵!IO-LinkセンサーとLabVIEWの連携技術
公開日:2026年7月10日
製造現場のデジタル化(インダストリー4.0)において、センサーの情報をより高度に活用できる「IO-Link」の導入が進んでいます。今回は、このIO-LinkデータをLabVIEWで取り込み、監視・制御する方法を解説します。
1. IO-Linkとは何か?LabVIEWで扱うメリット
IO-Linkは、センサーの「計測値」だけでなく「メーカー名」「型番」「動作ログ」「異常検知信号」などの付加価値情報をデジタル通信できる規格です。LabVIEWと連携させることで、「センサーが故障する前に予兆を検知する」「遠隔地からセンサーの設定を変更する」といった高度な保全システムが実現可能です。
2. 接続方法の選択肢
LabVIEWへのデータ取り込みには、主に以下の2パターンがあります。
- PLC経由接続:既存の現場ネットワーク(EtherCAT、PROFINET等)にLabVIEWを接続する方法。NIの「Industrial Communications」ツールキットを活用します。
- PC直結接続:産業用IO-Linkマスター(イーサネットタイプ)をPCと直接つなぐ方法。最もシンプルに計測データをLabVIEWへ直結でき、研究開発環境に最適です。
3. IODDファイルの重要性
IO-Linkセンサーには必ず「IODD(IO Device Description)」ファイルが存在します。LabVIEW開発においては、このファイル内の定義に基づいてデータをマッピングする作業が必要です。当社では、この複雑なデータデコード処理を簡略化するLabVIEWサブVIの構築も支援しています。