【LabVIEW入門・技術解説】配列(Array)パレットの関数・使い方完全ガイド
LabVIEWでのプログラミングにおいて、計測データの蓄積や処理に欠かせないのが「配列(Array)」です。ブロックダイアグラムの「配列」パレットに用意されている各種関数を使いこなすことで、データの抽出、結合、変形、検索などを効率的に行うことができます。この記事では、配列パレットに含まれる主要な関数とそれぞれの使い方を一つずつ分かりやすく解説します。
配列パレットの主要関数一覧と使い方
配列サイズ
1. 配列サイズ (Array Size)
【用途】 入力された配列の要素数(次元ごとのサイズ)を取得します。
【使い方】 1次元配列を入力すると、その配列に含まれる要素の総数が数値(32ビット整数)で出力されます。マルチ次元配列の場合は、各次元のサイズが配列として出力されます。ループの回数制限(ForループのN端子への配線など)に頻繁に使用されます。
配列次元変更
2. 配列次元変更 (Reshape Array)
【用途】 入力配列のデータ構造(次元や各次元のサイズ)を変更します。
【使い方】 1次元配列を2次元行列に変換したり、全体の要素数を維持したまま行数・列数を変更する場合に使用します。新しい次元のサイズを指定する数値を入力して実行します。
部分配列
3. 部分配列 (Array Subset)
【用途】 配列の中から、指定したインデックス(開始位置)から特定の長さの要素を切り出します。
【使い方】 「インデックス」端子に切り出し始めたい位置(0始まり)を、「長さ」端子に抽出する要素数を入力します。時系列データの特定範囲だけを解析したい場合に便利です。
指標配列
4. 指標配列 (Index Array)
【用途】 配列の指定した位置(インデックス)にある特定の要素や部分配列を取り出します。
【使い方】 配列を端子につなぎ、取り出したい位置のインデックス番号を指定します。関数の一番下を下にドラッグして引き伸ばすことで、同時に複数のインデックスの要素を取り出すことも可能です。
部分配列置換
5. 部分配列置換 (Replace Array Subset)
【用途】 配列内の指定したインデックスの要素を、新しい値に置き換えます。
【使い方】 元の配列、置き換えたい「インデックス」、そして新しい「要素」を入力すると、指定部分が書き換わった新しい配列が出力されます。元の配列自体を直接書き換えるのではなく、新しい配列データを生成する仕組みになっています。
配列に挿入
6. 配列に挿入 (Insert Into Array)
【用途】 配列の指定した位置に、新しい要素や部分配列を挿入します。
【使い方】 挿入したい位置のインデックスを指定し、新しい要素を渡します。指定した位置に要素が割り込む形で挿入され、後続の要素は後ろにシフトします。
配列から削除
7. 配列から削除 (Delete From Array)
【用途】 配列の指定した位置から、特定の個数の要素を削除します。
【使い方】 削除を開始するインデックスと、削除する「長さ(個数)」を指定します。削除された残りの配列と、削除された要素がそれぞれ出力されます。
配列連結追加
8. 配列連結追加 (Build Arrays)
【用途】 複数の配列を繋ぎ合わせて、1つの長い配列を生成します。
【使い方】 関数の端子を下方向にドラッグして拡張することで、複数の配列を入力可能になります。上から順に連結された1次元配列が出力されます。
配列最大最小
9. 配列最大最小 (Array Max & Min)
【用途】 配列内の数値から、最大値と最小値、およびそれぞれの要素の位置(インデックス)を検索します。
【使い方】 数値配列を入力すると、最大値・最小値の数値だけでなく、配列の何番目に位置しているかのインデックスも同時に取得できるため、ピーク検出などに非常に便利です。
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