「制御」のシーケンサーか、「計測」のcDAQか?失敗しないシステム選定のポイント 公開日:2026年5月4日 工場の自動化や実験装置の構築において、「三菱電機などのPLC(シーケンサー)を使うか、NI(National Instruments)のcDAQを使うか」という相談をよくいただきます。これらは似て非なるものであり、目的を誤ると「必要なデータが取れない」「コストが跳ね上がる」といったトラブルに繋がります。 1. 技術的な決定的な違い 比較項目 PLC(シーケンサー) NI cDAQ + LabVIEW 得意分野 繰り返しの「制御」、安定稼働 高度な「計測」、データ解析 サンプリング速度 ミリ秒単位(低速?中速) マイクロ秒単位(超高速) 分解能・精度 一般的(12~16bit程度) 非常に高い(24bit対応も容易) データ保存 限定的(別途ロガー等が必要) PCへ直接、大容量・高速保存 2. 価格(導入コスト)の比較 単純な「ON/OFF制御」だけであればPLCの方が安価です。しかし、以下の条件が入ると逆転します。 「波形」を見たい場合: PLCで高速なアナログ波形を正確に捉えるには、高価な特殊ユニットが必要になり、結局cDAQよりも高額になることがあります。 解析が必要な場合: PLCではデータを一度上位PCに送る手間がかかりますが、LabVIEW+cDAQならPC上でそのままFFT解析や統計処理が可能です。開発工数(人件費)を含めると、LabVIEWの方がトータルコストを抑えられるケースが多いです。 3. 測定代行株式会社の選定基準 弊社では、2008年の設立以来、数多くの計測・制御案件を手がけてきました。 「バルブの開閉タイミングを管理したい」ならPLCを推奨し、「ひずみゲージや振動センサーから微細な変化を読み取りたい」ならcDAQによるシステム構築を提案します。 元横河電機のR&Dエンジニアとしての経験から、JAXA級のプロジェクトでも耐えうる高精度な計測システムをご提案できるのが弊社の強みです。