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ケースストラクチャを使用したLabVIEWプログラムの作成例



この記事で分かること

  • ケースストラクチャの基本的な使い方
  • 列挙体を使った「読みやすい分岐」の作り方
  • LabVIEW設計の基本「ステートマシン(状態遷移)」の構造

ケースストラクチャとは

ケースストラクチャは、入力された値に応じて実行する処理を切り替えるためのストラクチャです。テキスト言語(C言語など)の「if文」や「switch文」に相当します。

配置の方法

ブロックダイアグラム上で右クリックし、関数パレット > ストラクチャ > ケースストラクチャ を選択して配置します。

ケースストラクチャの配置
ケースストラクチャ

列挙体(Enum)との組み合わせ

ケースストラクチャの入力には「数値」や「真偽値(Boolean)」も使えますが、最も推奨されるのは列挙体(Enum)との組み合わせです。

列挙体を使うことで、各ケースの名前を「0, 1, 2...」といった数字ではなく、「初期化」「計測」「保存」といった具体的な文字(ラベル)で管理できるようになります。これにより、プログラムの可読性が劇的に向上します。

ステートマシン(状態遷移)の構造

LabVIEWで実用的なアプリケーションを開発する際の標準的な設計パターンが「ステートマシン」です。
「Whileループ + シフトレジスタ + ケースストラクチャ」を組み合わせることで、現在の状態に応じた複雑な自動制御をきれいに記述できます。

一般的なステートマシンの流れ(例)

状態(ステート) 行う処理 次の状態への遷移
Init(初期化) 機器の通信接続、グラフのクリアなど Wait(待機)へ
Wait(待機) ボタンが押されるのを待つ 押されたら Measure(計測)へ
Measure(計測) データの取得・演算 Save(保存)へ
Save(保存) CSVファイル等への書き出し Wait(待機)へ戻る

プロの視点:なぜステートマシンが必要か?

場当たり的に「フラグ」を増やしてプログラムを作ると、予期せぬ動き(スパゲッティコード)の原因になります。ステートマシンを導入して「今の状態」を明確に切り分けることで、バグの少ない、拡張性の高いシステムが構築できます。

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